2016年2月29日月曜日

百億年以上にわたってデータをアーカイブできる「5次元データストレージ」 ~ガラスにフェムト秒レーザーでナノ構造を書き込む技術を使いデータを記録


寿命のない永久に使えるデータストレージ「5次元データストレージ」が登場 - GIGAZINE
ナノ構造のガラスにフェムト秒レーザーで5次元(5D)構造のデジタルデータを書き込み可能で、百億年以上にわたってデータをアーカイブできる「5次元データストレージ」をサウサンプトン大学が開発しました
ナノ構造のガラスに5次元のデジタルデータの記録および検索プロセスをフェムト秒レーザーで書き込むというもので、1000度までの耐熱性を持ち、360TBのデータを室温で事実上無期限で保管でき、190度の高温環境下でも138億年にわたってデータを保管可能


Eternal 5D data storage could record the history of humankind | University of Southampton



製造プロセス


永久に消えない「5Dデータストレージ」を開発。360TBものデータを5次元ナノ構造化 - Engadget Japanese
記録したデータは読み出し専用となるものの、最大360TBものデータを、ほぼ永久に保存できる


寿命のない永久に使えるデータストレージ「5次元データストレージ」が登場
英文の説明では空間の3次元に大きさと方向を加えて5次元と表記している
デバイスに即応用可能というわけではない。推測だが、レーザー書き込みのため書き込みは一度きりで、記事にあるようなアーカイブ用途向きかと。光学系は条件も厳しいため、ポータブル端末へのは相当困難と思われる。















日本でも似たような技術の研究開発を行っています

3億年のデータ保存が可能 石英ガラスに100層記録、容量BD並みに - ITmedia ニュース
日立製作所と京都大学工学部(三浦清貴研究室)は2014年10月20日、石英ガラス内部に、Blu-ray Disc並みの記録密度となる100層デジタルデータを記録・再生することに成功したと発表
石英ガラスは耐熱性・耐水性に優れ、3億年を超えるデータ保存にも耐えられるという。