> 米Googleは1月12日、中国の検索エンジンGoogle.cnとオフィスを閉鎖する可能性があることを明らかにした。人権活動家に対するサイバー攻撃を理由としている。
同社はこの決定のきっかけとなった出来事として、12月に起きた「高度に組織化された」サイバー攻撃を挙げている。当初は単なるセキュリティ事件に見えたが、まったく事情が異なることが分かったという。
この攻撃はGoogleだけでなく、ほかにもIT企業や金融企業など20社以上を標的にしたもので、その目的は中国の人権活動家のGmailアカウントに不正アクセスすることにあった。攻撃者は2件のアカウントへのアクセスに成功したが、入手した情報は電子メールの件名など限定されたものだった。この事件の調査により、ほかにも米国、中国、欧州の人権擁護派のGmailユーザーに対し、フィッシングなどを利用した攻撃が頻繁に行われていることが分かったという。
んー・・・?
■FNNニュース: Googleの中国事...
事の重大さはわかるものの、あんまりピンとこないのは日本で平和に暮らしているせいでしょうね。
■Googleに対する標的型攻撃 - ITmedia エンタープライズ
> Adobeは同時に、彼らもまた標的型攻撃を受けたことを発表した。もしかしたら何者かが、将来の攻撃のため、新たな脆弱性を発見するべく、Adobeの開発システムにアクセスしようとしたのだろうか?
お!? これは・・・
■「グーグルへのハッキング攻撃は重大な懸念」――米国政府が声明を発表 : Googleウォッチ - Computerworld.jp
> 複数の情報筋の話では、同攻撃は2009年12月中旬にGoogleが発見したもので、Adobe Systemsを含む30以上の米国企業が被害を受けたという。攻撃者はソフトウェア/アプリケーションの脆弱性を突き、貴重な知的財産を盗み出していた。
あー、こっちはピンときた(笑) 力づくで窃盗を繰り広げていたようですね。 Googleは人権活動家のアカウントに不正アクセスすることが目的とか発表してますが、こっちが主目的だったんじゃなかろうか?と疑わずにはいられません。 だってこんなこと言う国ですから(↓)
■中国、IT開示対象を縮小…日本なお撤廃要求 - これだけは押さえとけ!時事News
> 開示を拒否すれば、その製品の中国への輸出や中国での現地生産・販売が一切禁止される。
ソースコードを開示したらそれが中国企業に出回り、中国最強伝説が始まる予感。
■せかにゅ:Googleがさっそく中国で検閲解除 中国政府はGoogleのブログを遮断 - ITmedia News
> Googleが「中国でもう検閲はしない」との決定を発表してから数時間後に、検閲を解除した。1989年の天安門事件で、戦車の前に立ちはだかる男性を写した有名な写真「Tank Man」が、Google.cnで閲覧できるようになっている。この写真は中国では禁止されており、Baiduでは検索できない。
うほ! Google先生が本気だしてる!
■百度、サイバー攻撃受けた後にグーグル撤退報道で株価も動く 2010/01/14(木) 12:50:29 [サーチナ]
> 今度Google(グーグル)が中国市場撤退を検討という材料に支えられ、米ナスダック上場の百度株価は1日に7%急騰するという一幕があった。
Googleが中国から撤退すれば中国製検索サイト「百度(Baidu)」が中国検索エンジン市場で独占すると判断され、株価が上がったようです。 節操がないっすね(笑) ちなみに現時点でのシェアは・・・
> シェアに関して、 2006年当時と比べて、むしろグーグルが伸張してきている。以前まで「中国検索エンジン市場で7割を超えるシェア」というのが百度の謳い文句だったが、現在までに66%程度にまで下がってきている。一方のグーグルは、中国市場では20%前後のシェアにとどまっていたが、現在では30%を超えているとされる。
だそうです。 「百度」が予想以上に強くてちょっと驚きました。
追記
■グーグルが中国のハッカーを逆ハック : Gizmodo Japan
■Google、中国支部の閉鎖を正式決定? - スラッシュドット・ジャパン
■Twitter / Hajime Kurita(栗田創): 英語ですがGoogle等米国会社への中国からの攻撃の ...
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