>アップルがFlashをサポートしないのはFlashがバギーだからだ。マックのクラッシュはほとんどの場合Flashのせいだ。スティーブはまた、そのうち誰もFlashなんて使わなくなるだろう。これからはHTML5が標準だとも述べた。
この話を読んだ時「へーそうなんだ」・・・とHTML5に詳しくない私は思ったのですが、調べてみるとそんなに単純な話ではないですね。
まとめ中の書き散らし文は以下より
■もうFlashはいらない? HTML5のビデオプレイヤの快適さ :教えて君.net
>Appleが推進しているHTML5で作成されたビデオプレイヤが公開されている。Flashよりもスムーズに動作しているぞ
確かにすっごいスムーズなんですが、Firefoxで動作しないのが気になりましたよ
■HTML5 のビデオ・コーデック ≪ HTML5.JP ブログ
>未だに、HTML5 のビデオ・コーデックの規定が定まらない状況にあります
>現在、大手ブラウザー・ベンダーは、video 要素をブラウザーに実装していますが、採用しているコーデックは同じではありません。H.264 と Theora に分かれているのが実情です。
現状では
Firefox3.6 、Opera10.5、Chrome4 が「Theora」に対応
Safari4、Chrome4が「H.264」に対応しているようです。
唯一Google Chromeだけが両方に対応してるんですね。 Mozillaは特許料を問題視してH.264の採用を見送っているようです。
>以前、Apple が Theora を採用しない理由として、サブマリン特許を挙げていました。実際に、そのような特許があるのかどうかは、後にならなければわからないことも多く、確かに悩ましい問題と言えます。片や、H.264 は特許料が必要となりますが、その枠組みについては、はっきりしていますので、想定外の特許問題が発生しにくいということなのでしょう。
>とはいえ、Apple 社は、H.264 のライセンサー(特許保持者)の 1 社でもあります。Apple 社が H.264 を推し進めるのは良く理解できます。ちなみに、H.264 のライセンサーには、日本ではおなじみの多くの企業が含まれています。
ふーん。
■Flashだとここまでできる! HTML5とFlashの機能比較 | ClockMaker Blog
>技術としてどちらが優れているとかではなく、ユーザー体験を向上させるにはどちらのほうが向いており最適かは制作するウェブサイトによって判断していくことが必要です。
現時点ではお互いを補完しあうのがベストではないかというお話です。 本筋と関係ありませんがFlashで書かれた縦書きウェブサイト「マクロマリオネット」は面白いなと思いました。
■AdobeのCTO、Kevin LynchがFlashを擁護―「HTML5はウェブビデオを暗黒時代に投げ戻す」
■Life is beautiful: 「なぜAppleはiPadにFlashを載せるべきではない」のか
■HTML 5はFlashやSilverlightに取って代われるか? - スラッシュドット・ジャパン
■MIX10:IE9で探るMicrosoftとHTML5の関係 (1/3) - ITmedia +D PC USER
■デザイナーのためのHTML5リソースまとめ | DesignWalker
■HTML5 における HTML4 からの変更点
■グーグルが賭けるHTML 5の未来 - @IT
■HTML5 で試しに Web ページを組んでみた (改訂版) - VERSIONFIVE
■HTML5に関わらないと日本企業は世界から遅れる (1/2) - @IT
■ジョブズCEOがiPhoneへのFlash非搭載について声明 -AV Watch
■SketchPadを見ずしてHTML5を語るなかれ - @IT
技術的に見て「Flashで実現可能なことがすべてHTML5でも可能」ということはないのは自明で、この点ではすべてのFlashは置き換え不能だ。しかし、動画にせよ、Flashアニメーションにせよ、UI作りにしろ、大部分はもはやHTML5で十分だということもまた、SketchPadを見れば明らかだ。
追記:2011年1月16日
■ASCII.jp:「Google、H.264サポート中止」の背景を探る
米Googleは1月12日(現地時間)、同社ChromeブラウザーにおけるH.264コーデックのサポートを将来的に中止することを発表
HTML5仕様の中で動画再生を可能にする「 video 」タグと呼ばれるものが存在する
現在このコーデックサポートに関して、ウェブブラウザーを開発する各社の足並みが揃っていないのが問題となっており、事実上HTML5でのコーデック標準は空中分解したままとなっている
Flashの場合はプラグインが複数の動画コーデックをサポートしているため問題ない
■GoogleがH.264に関する同社の立場を説明, Webビデオの未来の鍵をFlashに渡す気だ
ChromeからH.264コーデックのサポートを外すというのだ
話題の主人公はあくまでもHTMLの video タグだ
検索巨人は、HTML5によるWebビデオにどのコーデックを使うかで悩んだ。SafariとIEはH.264で行く。しかしMozillaとOperaはそれを拒否し、Ogg Theoraを選んだ。そこでGoogleはWebMを構想し、MozillaとOperaの参加を求めた。でも残念ながら、それで問題は解決しなかった。SafariとIEがWebM同盟に参加するかどうかが、まったく不透明だからだ