2009年2月2日月曜日

タブレットPC「TC1100」レポート


●購入日
2004年4月20日

●購入いきさつなど
2002年10月にタブレットPCの実力を見るため、WPCエキスポに行きました。 当時は液晶の品質がダメダメでPhotoshopも筆圧感知機能が使えないとかで「だめだこりゃ・・」状態でしたが、TC1100はそのあたりをクリアーしている機種でした。 ・・・と判断して衝動買い。



●このマシンの特徴
ノートパソコンです。
キーボードが着脱可能です。 液晶タブレットを採用してますので画面に専用ペンで直接絵が描けます。 紙と鉛筆みたいに使えます。

ガラスが一枚、絵とペン先の間に入ってる感覚があるので細密画や線画を描くにはタブレットPCは向かないような気がします。 ペン先と画面の描画ポイントがズレた感覚がバイオHSやLXよりも大きいです。 とくに画面端。

逆に油絵タッチや(↑)のようにハッチングで描いたりする絵には最適かも。 画面が小さいのでなんか手軽ですし。



●良い所
・デザインがカッコイイ。 シンプルな板のまま、でっかいPDAみたいな感覚で使える。
・視野角が広くて結構画質が良い液晶。

2004年7月23日(金曜日)追記
視野角は広いのですが、色の変化が若干あるかも・・。 特に黒色が微妙な感じ

・処理速度も満足。 置く場所が限定されなくて手軽に絵が描ける。 ネットも寝ながら出来る。
・Photoshopには(ペインターみたいな)カンバスを回転させる機能がないのですが、このマシン使うとマシンそのものを回転させる事できるので描きやすい!
・キーボード部分が熱くならない! 液晶側に本体がくっ付いているので、普通のノートパソコンみたいにキーボードのパームレストが熱くならなくて夏でも快適。



●イマイチな所
・描き心地悪いガラス面。 バイオHSやLXよりも悪く感じます。 ですのでエレコムの「ELECOM EF-FL15」という液晶保護フィルムを貼っています。 これ使うといくらかマシな感覚になります。
・筆圧感知がオマケ程度の性能でクリック判定が重い。 ちょんとクリックしただけじゃ反応してくれない・・・。 ちょっといらいらする時あります。 ノートパソコンみたいに使ってるときにペンで液晶をクリックすると液晶が揺れまくり。 不快。
・ペンのサイドスイッチがひとつしかない。 いままで二つに慣れてきたのでかなり戸惑ってます。 ペンで操作を完結させるパソコンってコンセプトなのにワコムのタブレットよりもボタン少ないってどうなのよ?
・液晶タブレットの性能が低い。 特に画面端になると「もたつき」「ズレ」がひどくてイライラしちゃうな~~っと




裏面

あまり美しくない裏。 せっかく表面はシンプルでかっこいいのに。。。
Photoshop使ってるとすぐファンが回り出すので静かとは言いがたいかも。 HDもカラカラ音聞こえる。 あと、すぐ熱を持って熱くなる。 裏面全部波型の鉄板ヒートシンクにすればデザインも統一されてマシンも冷えて、一石二鳥なのでは?


キーボードと合体させた時の裏面

わりとシンプルな感じ。 パソコンの熱も肌に直接当たらないので持って使うにはこっちの方が快適かも。 重みと厚みはキーボードの分だけ増すけど。



関連リンク
拡張タブレットドライバ(日本語サイト)。 ←これを入れないとPhotoshopなどで筆圧感知機能が使えません。
英語サイトの最新ドライバはこちら

※この文章は2004年7月31日に書いたものです。 元のページはこちら(↓)です。
HP Compaq Tablet PC TC1100話
便宜上ここに移動させました。

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