Amazonの電子ブック「Kindle(キンドル)」のニュースが興味深かったので簡潔にここにメモ。
■Kindleの新聞購読機能、Amazonの取り分は70%
>そもそも利益ではなく収益の70%と言っているので、Amazonが負担するインフラや通信料を考えればそんなに変な話でもない気がしますが、一部の新聞社にとっては納得いかないようです。
これじゃあ利益が出ないんですか?
■Kindleの新聞購読機能、Amazonの取り分は70% 新聞業界には配慮した方が・・・|ことのは出版 オーディオブック情報館
>Amazonが他のポータブルデバイスにも再配信する権利を持つという契約になるとのこと。
>メインの収益に使用とするとちと、30%はきついですね。
人件費がかかるのでメインの収入源にするには厳しいというお話です。
■個人が印税35%の電子書籍を出版できる時代 - Amazon Kindleの衝撃:in the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ
>ここで驚くべきは,Amazonでの電子書籍登録がオンラインで誰にでも可能だということだ。(現在は日本語コンテンツは不可だが,近い将来開放されるだろう)
日本語に対応して発売されたら個人作家には福音になるかもしれませんね。 出版社もフットワークが軽い小規模なところだと面白いインフラになるかも。
・・・しかし・・・
■米大手出版社、電子ブックの発売を紙の書籍から一月以上遅らせる
電子ブック先進国でも出版社の収益化があまりうまくいってないというお話。 さらに・・・
■アマゾンKindleのDRMクラックされる
あ~あ、これで海賊版が出まわると、売上もさらに落ち込むだろうから出版社も弱り目に祟り目だなあ。
そんななか、電子書籍の販売数が書籍の販売数を超えたようです。
■Amazon、Kindle向け電子書籍販売がリアル書籍を超えたと発表 - ITmedia エンタープライズ
>米Amazonは12月26日、同社の電子書籍リーダー「Kindle」向けの電子書籍の販売数が、クリスマスの25日、初めて紙の書籍の販売数を超えたと発表した。Kindle自体は、Amazon創業以来最も多くプレゼントとして購入された製品になったという。
>AmazonはKindleの販売台数を明らかにしていない。
>米調査会社Forrester Reseachの10月の予測では、2009年の米国における電子書籍リーダーの販売台数は300万台で、2010年には600万台を超えるとしている。
■Kindle向け電子書籍が紙を超えた日 - スラッシュドット・ジャパン
>日本の漫画がでたら買う。
>大量の紙の本を電子化したい気持ちは常にある。
だけど、購入した本が同意なく勝手に書き換えられたり消されるメディアなんて信用できるわけがない。
少なくとも今のところ、置き換えはできそうにないな。
>日本で電子書籍が流行るとしたら、古本対策が一番の理由になるかもしれないと思う、今日この頃。
>1・AmazonのクリスマスギフトのトップがKindleになった。
2・Kindle booksの売り上げが紙の書籍を超えた
2はeBookとしてはいつか来る道だ。既に雑誌がWebに取って替わられているように媒体の変化っていうのは必ず訪れる。音楽に続くのは目に見えたことなのだが、
当然、ここで驚くべきことは1だ。アレだけ糞だ売れないっていう電子書籍ビューアーがKindleによって売れる製品に脱皮しているということにいまだに驚きを隠せないんだが…。それについての解説をだれか、頼む。
果たしてこのムーブメントは日本に来るんだろうか?
出版を取り巻く環境はどんどんまずくなっています。 Kindleが突破口になれば良いなあと思ってるのですが、そう簡単ではなさそうですね。
追記(2010年1月23日)
■キンドル「印税70%」の衝撃 不況の出版界には大脅威(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
リンク
■Amazon、「Kindle DX」も日本など100カ国で販売 - ITmedia News
>1月19日から米国外への出荷を開始する予定
>価格は489ドル
>Kindle DXはKindleの2.5倍の大きさの9.7インチディスプレイを搭載している
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