2009年12月19日土曜日

原爆が投下され壊れた建物のなかから美しい澄み切った声で大阪放送へ援助を求める内容の放送がされたらしい。 その声の正体は・・・

VIPPERな俺 : 世界のタブー・語られない謎
>第二次世界大戦中、広島に原爆が投下され大変なことになったが、奇妙なことが起きている
広島に原爆が投下された直後、瞬時に壊滅したと思われたNHKラジオ広島放送局から、大阪放送局に援助を求める内容の放送がされた、らしい
声は女性で、内容は「大阪さん、大阪さん、こちらは広島放送局でございます。広島は壊滅いたしまして、電波が足りません。 大阪さん、大阪さん、どうか電波を送ってください……」というもの

このエピソードが強烈に印象に残りました。 場面を想像するだけで背筋が寒くなるのですが、同時にすごく気になって、本当の話なのか調べてみました。 すると言い回しは違いますが本当にあった話でした。 たぶん元ネタは下記リンクにある書籍からのものです。


感動的な戦争小説や論述の紹介その4
>白井久夫 『幻の声』NHK広島8月6日 岩波新書、1992年
「それは広島に原爆の落とされた日の放送でした。8月6日の8時半頃でしたでしょうか。突如として、美しい澄み切った声が入ってきたのです。“こちらは広島中央放送局でございます。広島は空襲のため放送不能となりました。どうぞ大阪中央放送局、お願いいたします。…”この言葉が息も絶え絶えに、30分も続けられたでしょうか。声はそのうちぷつんと切れてしまいました。」
この声を追って、著者の取材は17年にも及ぶ。しかし、声の主を捜し当てることは遂にできなかったそうで、表題どおりの『幻の声』となったのである。
この声を耳にした人は田辺さん一人ではない。30年も経ってから、私も聞いたと証言する人が出て来た。死の世界に向かって人が絞り出す声は天使の声のようであったという。
物音ひとつ感じない死の街で、壊れた建物のなかからその声だけが流れてきていたという。ケーブルの損傷で連絡線の電話の声が放送線に漏れてしまったとも考えられる。この著書はその声の主と行動を追っていくのだけれど、解答は得られない。

結局、謎のままなんですね。 ひとりではなく複数の人が聞いてるので本当にあった話なんでしょうね。 気になります


リンク
幻の声―NHK広島8月6日 (岩波新書) Amazon